素地調整

• 塗装面の油脂、ほこり、ごみ等は完全に除去してください。
• 塗装面に凹凸がある場合は、不陸を調整したうえで塗装してください。
• 施工にあたっては、塗装面が十分に乾燥しており、水分が残っていないことを必ず確認してください。（※表面に水分が残っていると、本来の性能を発揮できません。）

塗料の調整・施工条件

• 水性無機塗料は液体と顔料が分離しやすいため、使用前に撹拌機で十分に混合してください。固形物がある場合は、100メッシュ程度のフィルターで濾過してください。（※スプレー塗装の場合は濾過が必須です。）
• 湿度80%以上または気温5℃以下の環境下では作業を中止してください。
• 水性無機塗料は乾燥が早いため、被塗物温度が35℃を超える場合はローラー・刷毛塗りで塗り斑が発生しやすくなります。施工に際しては十分ご注意ください。（※詳細は安全データシートをご参照ください。）
• ローラー・刷毛で施工する際は、十分に塗料を含ませた後、バケット内で余分を落としてから塗装を開始してください。（※一度に厚く塗りすぎると色むらが発生しやすくなります。）

安全衛生上の注意

（1）取扱い・保管

• 本塗料はコンクリート並みの強アルカリ性を有します。必要に応じてゴム手袋、保護メガネ等の保護具を着用してください。
• 使用後は容器の蓋を確実に閉め、5℃～30℃の範囲で保管してください。

（2）緊急時・応急処置

• 目に入った場合は、速やかに大量の清水（水道水等）で洗眼してください。
• 皮膚に付着した場合は、直ちに洗い落とし、必要に応じて保護クリームを塗布してください。