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アスベスト調査の義務化による、事前調査や分析の流れと、石綿含有時の対策

問題視されている、アスベスト(石綿)による健康被害。アスベストに関する規制は段階的に厳しくなっており、建物や工作物の解体・改修時におけるアスベスト調査についても、対応が求められています。
有資格者によるアスベスト調査が、建築物や工作物について義務化。

アスベスト調査とは、石綿の含有有無を事前に調査すること
建築物や工作物の解体・改修時に、建材等にアスベストが使われていないかを、事前に調査するのがアスベスト調査。原則として全ての解体・改修工事において、行う必要があります。
調査終了後には行政機関への結果報告という工程もありますが、これについては一定規模以上の工事が対象となります。
また、アスベスト調査の責任者となるのは元請業者。下請業者に調査を委託した場合でも、法令違反があった場合に罰則対象となるのは元請業者です。一方、調査にかかる費用は発注者(施主)に負担してもらうことができます。
アスベスト事前調査は、有資格者が行う必要がある
建築物については2023年10月に有資格者による事前調査が義務化。その後、2026年1月からは、一部を除く工作物についても、有資格者による事前調査が必要となりました。
これにより、反応槽、ボイラー、配管設備、発電設備など17種の特定工作物についても、有資格者による事前調査が必要に。これ以外の工作物でも、「塗料その他の石綿等が使用されているおそれのある材料の除去等の作業を伴う場合」には、対象となります。
事前調査に関する資格を取得するには、講習を受講し、修了することが必要
アスベスト事前調査の資格は「一般建築物石綿含有建材調査者」「特定建築物石綿含有建材調査者」「一戸建て等石綿含有建材調査者」の3種類。これらの資格を取得するには、登録講習機関が実施する講習を受講し、修了する必要があります。
事前調査の流れは、書面調査→目視調査→分析→報告。

設計図書などでの書面調査
設計図書や竣工図、改修時の記録などを確認し、アスベストが使用されている箇所がないか確認。発注者や過去の経緯を知る施設管理者・工事業者等へのヒアリングでも情報収集します。
書面調査で得た情報は、この次に行う目視調査の効率性を高めるとともに、石綿含有建材の見落とし防止にもつながります。
現場での目視調査
現地に赴き、実際に使われている建材や劣化部分の状態などを確認する作業。書面調査との相違がないか、などもチェックします。基本的にアスベスト調査は書面調査と現場調査の両方を行う必要がありますが、2006年9月1日以降に着工された建物については、目視調査の省略が可能。というのも、これ以降はアスベスト含有製品の製造・使用などが全面的に禁止となったためです。
検体の分析
書面調査および目視調査で石綿含有の有無が判断できない場合は、分析調査を行う必要があります。現地で当該建材の検体を採取し、分析によってアスベストの有無や種類、含有量などを特定するというものです。
分析調査は、大きく分けて定性分析と定量分析の2種類。このうち、「アスベストを含有しているかどうか」「どんな種類のアスベストが含まれているか」を確認するのが定性分析です。もう一方の定量分析については、アスベストを含有している場合に「どのくらいの量が含有されているか」を判定します。これらの鑑別には、偏光顕微鏡やX線回折が用いられます。
自治体への調査報告
以下に該当する場合は、アスベスト含有建材の有無にかかわらず、所管の自治体に調査結果を報告しなければなりません。
| 対象となる工事 | 報告が必要な条件 |
| 建築物の解体工事 | 解体部分の床面積が80㎡以上 |
| 建築物の改修工事 | 請負金額が100万円以上(税込) |
| 工作物の解体・改修工事 | 請負金額が100万円以上(税込) |
自治体へのアスベスト調査の結果報告は、原則として「石綿事前調査結果報告システム」を用いて、着工前に行う必要があります。「石綿事前調査結果報告システム」は、厚生労働省および環境省が運営している国の電子システムです。
また、元請業者には、発注者に対して事前調査の結果説明を行う義務もあります。このときは、調査結果を記載した書面を用いなければなりません。
調査の結果、アスベストが含有していた場合は、対策をとる必要がある。

アスベストの含有が判明した場合は、施工時にアスベストが飛散しないよう、措置をとる必要があります。アスベスト飛散防止剤を使った「封じ込め工事」もその一つ。薬剤によってアスベストを湿潤化したり固めるなどして、飛散を防ぐというものです。
「封じ込め工事」以外には、アスベスト含有部分を板状の材料などで覆い隠す「囲い込み工事」や、アスベストが含まれている建材を取り除く「除去工事」といった方法があります。「封じ込め工事」は、「除去工事」ほど大がかりな工事にはならないため、工期やコストが短縮できるのがメリット。「囲い込み工事」も「除去工事」よりは手軽ですが、天井高が低くなったり、室内面積が狭くなる可能性があります。
アスベスト封じ込め工事には、タフマックスNeoのアスベスト飛散防止剤がおすすめ!

化学結合で強力に封じ込め
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●無処理の状態

●MS-90A塗装後

劣化セメントの強度も向上
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アスベスト飛散防止剤・MS-90Aは、吹付アスベスト、スレート建材などのアスベスト封じ込め工事に使用可能。大規模な建物や公共建築にも採用されています。
●採用事例


水性の無機塗料で、人と環境にやさしい
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アスベスト飛散防止剤MS-90Aは、商品ページより、通販でもご購入いただけます。
事前調査や封じ込め工事のご依頼も未来建築研究所へ!

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社内には構造設計を行う部門もありますので、耐震性が心配な古い建物の改修時にも、ぜひご相談ください。小さな工事から、大規模な工事まで規模を問わずに対応。工事の種類についても、大規模修繕工事、塗装工事、土木関連工事、設備関連工事など、幅広く承っております。
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